波打つトイレ

日本海間近の駅に併設された公衆トイレです。既存駅舎は「夏の海に浮かぶヨット」をイメージしたデザインとなっていることから、新設のトイレは駅前キャノピーと共に波をイメージした形態としました。海が近いことから対候性の高いコルテン鋼(錆鉄板)、フェロドール(対候性塗料)、コンクリート躯体の改質剤、撥水剤などを採用しています。写真のコルテン鋼は発錆前で、約1年ほどの時間を経て赤茶色の錆で覆われる予定です。梅田設計事務所との共同設計作品です。

DATA

竣工年　：2016

用途　　：公衆トイレ

工事区分：新築

計画地　：京都府京丹後市

建築設計：(有)梅田設計事務所

　　　　　moda architects

構造設計：渡辺スペースデザイン

設備設計：(有)梅田設計事務所

構造　　：鉄筋コンクリート造(トイレ本体)

　　　　　鉄骨造(キャノピー)

規模　　：平屋建

施工　　：(株)田中建設

撮影　　：沼田俊之